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しばパグ家ばーしーのお気楽ブログ

豆柴似の旦那(ばーしー)による「しばパグ家」のブログ。奥さんはパグ似です。

【書評】外資系OLは見た! 世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣 (中経出版)

 3回連続書評です。

今回は新書ではなく、ビジネス書

ビジネス書?自己啓発自己啓発ってビジネス書なんでしょうか。

これって自己啓発?エッセイ?

 

まあ、いいや。

 

こんにちはばーしーです。

今回はこちら。

 

 外資系OLは見た! 世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣 (中経出版)

 

著者はずんずんさんです。

こちらのブログの筆者さんです。

zunzun428blog.hatenablog.com

 

東洋経済オンラインやダイヤモンドオンラインで連載を持ち、

外資系企業でバリバリ働く超すごいお人です。

そんなすごい女性が記した、外資系企業についての本です。

 

外資系企業

外資系企業の人と聞いて思い浮かべるのはどんな人ですか。

外資系企業と聞いて私が思い浮かべるイメージは、

 

  • やたらいい大学出てる。
  • やたら細いスーツビシッと着てる。
  • やたら横文字を使う
  • やたら上から目線
  • 年収ウン千万円
  • 西麻布とか六本木にいる

 

です。

一言で言うと「いけ好けない」。

友達になれそうにありません。

 

この本の面白さ

この本が面白いところは、

外資系企業の実態を私に近い目線から書かれているところです。

 

ずんずんさんは

  • 三流大卒(自称)
  • 英語はできない(できなかった)
  • 丸の内OLになりたいという理由で外資系へ

 

という親しみやすいキャラクター。

そんなずんずんさんから語られる外資系企業は、

ほぼイメージ通りです。

むしろイメージ以上に友達になれません。

この本を読んでいると、

「いや〜あれはないわ〜」と

昼休みに困った同僚の悪口を言い合っている気分になります。

そこがいい

 

勉強になったところ

外資系企業の人とはうまが合いそうもないのですが、

けしてこの本は「外資系の悪いところをあげつらって溜飲を下げよう」という本ではありません。

この本で勉強になったのは、

  • 外資系企業は極めて合理的
  • 3年後を見据えて働く。

ということでした。

 

外資系は極めて合理的

外資系企業で働くということは、

年収はウン千万円、ただし、明日クビになっているかもしれない。

だから必死に頑張る。

上司は部下にいかに目標を達成させるかが大事なので、

積極的に部下の業務と実績を把握し、部下を成長させようとする。

(部下を成長させるために(?)激詰めも行われるようですが...。)

責任の範囲もミッションも明確。

達成できなければ消えていく。

非常に合理的。

 

日本企業だと、

  • 責任もミッションもあいまい。
  • 基本クビにはならない
  • 年功序列

日本企業は全てを引き延ばしてあいまいにしてると感じます。

以前、「追い出し部屋」がニュースになりました。

news.livedoor.com

 

仕事ができなくても、仕事してなくてもとりあえずは居続けられるのが日本の大企業当然。

クビにできないから自主退職に追い込む。

追い込まれた側は行き先が無いからなんとか会社にしがみつく。

給料は外資系に比べれば安いですが、最後まで会社が面倒を見るのが当然という文化。

日本企業で働いていれば、

「なんでこんな仕事もしない、何の責任も持ってない人が自分より給料が高いんだろう」

と思ったことが1度や2度はあるのではないでしょうか。

(私は毎日思ってます)

 

なぜ、日本企業は働きもしない人をずっと雇い続けるのか。

多分社員に対する考え方が、日本企業はかなり歪んでいる。

 

3年後のキャリアを考える

潰れないといえる企業はない時代です。

3年後がどうなっているかなど、考えてわかるものではありません。

本中、ずんずんさんの上司は3年後は分からないとした上で

“自分の人生をどうしたいか、そのために会社というリソースをどう利用できるか考えてみろ”

といいます。

 

転職が当然の外資系企業では当たり前な考え方なのでしょうが、

3年後なんとなくどうなっているのか考えるのではなく、

どうなっていたいのか考える。

そのために今何をすべきか考える。

日本企業に勤めていてもちゃんとなりたい自分を考えて仕事をすることが大事だと思います。

 

毎月よく分からないけどお給料をもらって、

3年後にはお給料がちょっと増えていて〜と流されるのではなく、

3年後までにこうなっていたいということを考えて、

今を生きなきゃいけないなと思います。

 

今の会社を非合理的で歪んでいると思っているからこそ、

それに流されるだけの人にはならないよう気をつけていきたいと思います。

 

最後に

書評を書いてみたのはいいものの、全然書評になってません。

ずんずんさんはダイヤモンドオンライン・東洋経済オンラインでコラムを書いているので

ずんずんさんの魅力を知るために、ぜひブログと合わせて読んでみてください。

 

diamond.jp

toyokeizai.net

 

最後の最後に

キャリアとはちょっと違いますが、

3年後と言わず半年後までにもっと文章力を上げたいと思います!

 

ではでは。

【書評】熱狂する現場の作り方 サイバーコネクトツー流ゲームクリエイター超十則 (星海社新書)

前回に続いて書評第2弾です。

最近新書ばかり読んでます。

 

こんにちはばーしーです。

今回はこれ。

 

 熱狂する現場の作り方 サイバーコネクトツーゲームクリエイター超十則 (星海社新書)

 

熱狂する現場の作り方 サイバーコネクトツーゲームクリエイター超十則 (星海社新書)

です。

 

本屋で見つけて立ち読みの末、

めっちゃ面白かったので即買いました。

私自身はゲーム業界には興味ないのですが、

業界に興味が無くても面白い。

全体を通して「熱い」1冊です。

ゲーム業界に入ろうと思っている人は是非。 

 

 筆者はサイバーコネクトツー代表取締役松山洋さん。

www.cc2.co.jp

こちらの社長さんです。

 

 『.hack//』『NARUTO』『ジョジョの奇妙な冒険』などを作っている会社です。

 

.hack//感染拡大 Vol.1

.hack//感染拡大 Vol.1

 

 

 

 

 

また、スマホゲームのフルボッコヒーローズの制作会社でもあります。

official.fullbokko.drecom.jp

 

異業種からゲーム業界へ

元々この方ゲーム業界の人ではありません。

 

私はゲーム業界の人というと、

というイメージです。

 

この方は元々「コンクリートの二次製品メーカー」から

友達の誘いでいきなりゲーム制作会社「サイバーコネクト」の

立ち上げに参画するという

異色の経歴の持ち主。

 

会社立ち上げ時の貯金は15万円。

正確には会社立ち上げ半年前の準備段階だったので、

会社が正式に立ち上がるのは半年後。

ゲームなんて今日作ろうと言って明日にできるものではない。

そんな状況から、「Z弁当」という

ねこまんまにマヨネーズでカロリーを補充したような弁当を食べながら、

会社の立ち上げ、ゲーム制作に入っていきます。

 

この話中、ゲーム制作の手順が紹介されていきます。

 

松山さんの運命やいかに!

(ちなみに立ち上げた会社が「サイバーコネクト」

本の題名が「サイバーコネクトツー」になっている理由もこの辺で明かされます。

これがまた熱い!)

 

クソゲーの方程式

この本の中ではクソゲーの方程式」が紹介されています。

クソゲーの方程式」とは

キャラクターゲームの多くがクソゲーになる理由です。

マンガやアニメがヒットするとよくゲームになりますが

大体、そのゲームはヒットしません。

なぜ、ヒットしないかが解き明かされます。

 

この中で、ゲーム制作に関わる各業界や、その関係性が説明されていきます。

 

とにかく熱い!!

筆者の松本洋さんはとにかく熱い!!

文中

「どうすればゲームクリエイターになれるか」

という問いに対して、

「簡単ですよ“なる”って決めればいいのです。それだけです」

と返します。

そして、

 

「ただし、“全てを捧げる覚悟”が必要です」

 

と続きます。

 

才能について

「この世界で本当に“才能”というものがあるとすれば。

それはきっと”好きでいることを諦めなかった才能”かも知れません」

と記します。

 

実際、他業種からいきなりゲーム業界に入った松山さんは、

ほかの開発者に比べて圧倒的に能力が足りなかったそうです。

その差を埋めるために出した結論が、

 

「みんなは1日8時間働いているから、

その3倍の1日24時間働いて追いつく。」

 

家に帰らず、泊まり込みで仕事をし、

1年後には他の開発者に認められるレベルまで到達します。

ヤバいです。全てを捧げ過ぎです。

 

ヒットタイトルの「.hack//」に関しても、

メーカーにやめろと言われ、

脚本家に断られ、

キャラクターデザイナーに断られても

諦めず、

最終的に全てから了承をとってしまいます。

その手法は、

「あの手この手で通い詰める」

「いつの間にか巻き込んでいるレベルで通い詰める」

諦めませんねこの方。

 

最後に

昨今「好きなことを仕事に」という言葉を聞きますが、

本当に「好き」な人は「好き」の純度が違うということを学ばされました。

 

「好きなことを仕事に」は夢物語ではなく、

「好き」の純度をべらぼうに高めれば、好きを仕事にできるのでしょう。

ただ、好きなことをやっていて楽しいというレベルでは

仕事になるレベルまでいけないでしょう。

 

ゲーム業界に入りたい方のみならず、

これから「好き」を仕事にしようと思う方におすすめの1冊です。

 

 

最後の最後に

書評ってこんなんでいいんでしょうか?

【書評】日本一「ふざけた」会社の ギリギリセーフな仕事術 (中公新書ラクレ)

このブログは実は「読書」カテゴリーに登録したことを

すっかり忘れてました。

 

こんにちはばーしーです。

最近この本を読みました。

 

日本一「ふざけた」会社の ギリギリセーフな仕事術 (中公新書ラクレ)

 

筆者はバーグハンバーグバーグの代表取締役シモダテツヤさん

こちらの社長さんです。 

 

bhb.co.jp

自社メディア「オモコロ」を運営したり、

各企業のPRサイトを作ったりしている会社とのこと。

omocoro.jp

企業理念は「がんばるぞ!」

とのことで、非常にファンキーな会社の社長さんです。

 

一般男性の婚活をプロデュースした

「イケてるしヤバい男長島」

カレー屋さんでインド人に監修をお願いし、

監修を完全に無視するという暴挙に出た

「インド人完全無視カレー」

など、面白い仕事の裏話が満載です。

 

一方で、HONDAやKDDIといった、誰もが知っている会社の

PRの仕事もされています。

そうかと思えば、社内で「2時間だけ寝ていい」ルールが設定されていたり、

社員の家にとんでもないものを送りつけてみたり、

読んでいて、本当に楽しそうに仕事をされています。

 

この会社、シモダテツヤさんの制作物とその裏話だけでも

「これ新書か!?」というくらい面白かった。

 

ふざけることに真剣

この本では随所で、その面白い仕事、制作物を作り出すためのメソッドが

紹介されています。

 

面白い仕事をするために本当に全力です。

面白い仕事をするにはどうしたら良いかを本当に真剣に考えています。

 

私は、仕事を嫌だめんどくさいといいながら、

この人ほど真剣に嫌がっていないし、

この人ほど真剣に今の状況を打破しようとしていないと感じました。

 

「ふざけた」会社かもしれませんが、

真剣に「ふざける」というのは大変です。

 

本の表紙と、帯と、会社のHPと制作物はふざけてますが、

これだけふざけたまま仕事にできるというのは、

すごいことです。

 

ぜひ、制作物を一つ見てみてください。

hokensc.jp

 

こんなのプレゼンで通せませんよ。普通。

その前に怖くてプレゼンに出せません。

でも、これをプレゼンして通している。

通せるってすごいことです。

しかも、ものすごくシェアされている。

 

仕事を真面目にやることに疲れた人、

規則ばかりで息が詰まりそうな人は

是非一度お読みいただければと思います。

 

では。